新任・転任職員オリエンテーション(腰痛予防・安全教育・ノーリフトケア)

花が咲く時期はお見送りをして、歓迎する時期ですね。
桜が咲く時期は当法人内の人事異動があります。

今年は退職、異動含めて11名お見送りをし、
新年度からは新規採用、転任含めて16名お迎えしました。

過去最大規模の人事異動だと聞いております。

毎年、新任・転任者には施設理念、コンプライアンス、虐待防止、権利擁護、感染症対策、緊急時対応、安全教育等の各種オリエンテーションを約2日かけて行っています。
また、年度前半で施設サービス計画書作成手順や救急救命講習等を計画しています。

年度当初のオリエンテーションの目玉、安全教育のご紹介です。

皆生みどり苑ではノーリフティングポリシーに基づくノーリフトケアを推進しています。

 

ご利用者の安全と職員の安全を守り、ケアの質の高上を図ります。

そこで欠かせないのがご利用者の身体機能評価と各種福祉用具の適正な使用です。
さらに、福祉用具を扱う技術も必要になってきます。

オリエンテーションではほんのさわりの部分と、実際の体験を通じて、ノーリフトケアについての理解を深めていただいています。

f:id:k-midori:20190412174936j:plain

f:id:k-midori:20190412175010j:plain

 

f:id:k-midori:20190412175043j:plain

人数が多いので二手に別れての体験です。

使用しているシートも2種類あり、それぞれの特性についても学びました。

 

昨年度から使用が増えてきているのが【トランスファーボード】です。
座位を保つことはできるけれど、何らかの理由で立つことが難しい方に使用しています。

f:id:k-midori:20190412175313j:plain

ベッドに腰掛けた状態から、臀部にボードを差し込み、

f:id:k-midori:20190412175405j:plain

滑るようにして車椅子へ移乗します。

 

f:id:k-midori:20190412175431j:plain

思った以上に滑りが良くて驚いておられました。
足をつかなくても(浮いていても)移乗できるというのは新しい発見だったようです。
(実際の場面では足を浮かすことはほぼありません。体全体を使ってバランスを取って頂いています。)

 

その他、股関節を曲げることが難しい方にはトランスファーシートを使用しています。

 

皆生みどり苑ではエルダー制を導入しています。
これからは現場で使い方に慣れながら、安全に活動の場へ案内することができるスキルを身に着けて職務に当たります。

 

 

ブログ担当者も日々進化する福祉用具に対応ができるよう
(ブログを通じてご紹介できるよう)、
そして、当施設をご利用いただく全ての方に安心して生活して頂けるよう
日々研鑽いたします。