褥瘡予防対策委員会です。
ブログ担当者も所属しています。
年度末の総括の集まりで、新しく導入する予定の栄養補助食品の試作、試食を行いました。
食べることなので、給食委員会での試作、試食も考えたのですが…。
お恥ずかしい話、今年度褥瘡発生件数が昨年度を上回ってしまいました。
主な原因として、低栄養と不十分な除圧が考えられました。
食べることが難しくなった方に、少しでも無理なく、少しでも体の保守ができる栄養(主にタンパク質)を摂ってもらうにはどうしたら良いか考えて、柔らかさや飲み込みやすさに配慮した食事の形を検討しています。
なめらか食やペースト食も難しくなった方にはムース状、ゼリー状の補助食品をメインに食べて頂いています。
口当たりと飲み込みやすさを重視すると、どうしても脂肪分が多くなり、タンパク質やビタミンが不足してしまいます。
補助食品を導入する際には気をつけていたのですが、介護現場としては食べやすさを重視したいのですよね。。。
ということで、食べやすく、褥瘡予防にも繋がるものを管理栄養士さんに探していただきました。
今回試作したのは、クリニコのエンジョイムースです。
https://www.clinico.co.jp/products/series/assistance/mousse.html
1袋で200kcal、タンパク質は7g入っています。
作り方は水とパウダーを混ぜるだけ。なんとお手軽!しかも水は基本的に60mlという少量で大丈夫!
早速作ってみましょう。
まずは作り方の確認。
水と混ぜます。
水の量を変えると硬さが変わりますので、ご利用者の食べやすい硬さで作ることもできます。
試食ー。
あずき味を100mlの水で作ったのが好評でした。
この後、対象となるご利用者をリストアップして、早速導入しました。
来年度はポジショニングの標準化にも取り組みます。褥瘡で苦しむ方が1人でも減るように、できればおられないように努力していきます。