平成29年度から新たに導入しました超低床ベッド。
フランスベッド FLB-04です。
対象は畳と布団の生活に馴染みがあるけれど、床からの立ち上がりが難しい方向けです。
見た目はごく普通の介護用ベッドです。
3モーターなので、頭と足が上下して、高さも変えることができます。
高さを最大限上げてみました。
60cmくらいまで上がります。
では反対にどこまで下がるかというと…。
最低床ベッドの由来はここです。
フレームがほぼぴったり床まで下がります。
床からフレーム上部までの高さはなんと11cm!
手元リモコンとは別に、床まで下げるためのスイッチがあります。
下げている途中でゴミ箱や車椅子のフットレスト、介助者の足の挟み込みを予防するためです。
お気づきかと思いますが、キャスターがついていません。
固定脚です。
移動時には着脱式のキャスターを使用します。
そうなると普段遣いで困るのはシーツ交換。
壁に寄せてベッドを配置すると、ちょっと大変です。
そんなときはこの頑丈そうなヘッドボードを…。
上にスライドさせると抜けます。
これならシーツ交換も楽にできます。
みどり苑では動きたい方には安全に動いていただけるように環境整備を行っています。
立つことは難しくても、床の上をいざって移動することができる方もいらっしゃいます。
そんな方が外が見たくなったり、タンスの整理をしたかったり、ちょっとさみしくなってリビングに行きたくなったりしたときに、できるだけ怪我のないように動いていただけたら、と思っています。